2017年9月に、アニメのけものフレンズのたつき監督が、「アニメから外れる」というツイートをしました。
その結果、なぜか「ニコニコ動画を解約しよう」というムードが高まっています。
どういう経緯でそうなっているのでしょうか。
ここでは、ニコニコ動画解約騒ぎにいたった経緯と、けものフレンズとニコニコ動画がどう関係しているのかを書きます。
まず、前提としてたつき監督はアニメけものフレンズの監督してとても評価が高かった
けものフレンズはアニメが文字通り10年に1度クラスの大当たりをした作品となりました。
しかし、それまでは、メディアミックス展開していたのがアニメ放映前までにアニメを残して全て終了しており、コンテンツとしては死に体状態でした。
そのけものフレンズを救ったのがたつき監督の作家性と言えます。
もちろん、アニメは一人で作れるものではなくスタッフも存在しますがこの場合はチームが極めて少人数、しかもたつき監督はCG制作やらお話やらマジで全部やる人です。
吉崎観音氏による素晴らしいキャラクターなどもありますが、それが再評価されたのは大ヒットしてからなので、やはり監督の力に帰結してしまうのです。
カドカワの意向によりたつき監督が外される
さて、あまりの大ヒットに放送終了後半年経っても人気は衰えることなく、益々加速して行っているという9月25日、たつき監督自身のツイッターでとんでもないことがつぶやかれました。
次回作の監督もやると目されていたたつき監督が、ざっくりカドカワ側の意向により外されると言う内容だったのです。
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori (@irodori7) September 25, 2017
これが世に言う9.25けもフレ事件です。
ファンに大いに歓迎されていた監督のやったことが誰か偉い人の怒りに触れた、でなければカドカワが利益を独り占めしようとした、と憶測が憶測を呼んで事態は混乱。
なお、なぜ外れることになったのかは、さまざまな噂が飛び交ったものの、公表されていませんでした。
そのため、「藪に隠して一番得するのは一番力のあるやつ=カドカワに違いない」というのでやっぱりヘイトはカドカワに向くことになりました。
ニコニコはKADOKAWAと経営統合している。そのためニコニコプレミアム解約への飛び火か
ニコニコはKADOKAWAと経営統合しており、その持ち株会社名はカドカワです。
そのため、当然「たつきのけもフレ」ファンたちの怒りはニコニコへも向き、プレミアム解約が加速したのです。
そう、あくまで「加速」であって元々溜まっていた不満がこれにより噴出したという形に過ぎないと言えます。
……まあ、これに関してはニコニコを改善するしか解決策がないんですが。